さんこう丸の健康豆知識
2017年
6月1日
皮膚
『皮膚』は、「人体最大の臓器」ともいわれます。個人差や部位の差はありますが、脂肪を除くと、厚さは平均約1.5 mm、成人では全体を一枚に広げると畳1枚くらいの面積があり、重さは皮下組織も含めると体重の約16 %にも及びます。
皮膚は外側から順に、“表皮”、“真皮”、“皮下組織”の層でできていて、それらの中に“血管”や“汗腺”などがあり、体温調整などの働きをしています。
【表皮】
表皮は、厚さが約0.2mmのとても薄い皮です。皮膚の一番外側にあり、異物の侵入を防ぐなどの役割があります。表皮の中の基底層には“メラノサイト”(色素細胞)があり、紫外線から体を守る色素“メラニン”を合成します。
【真皮】
真皮は表皮の内側にあり、「コラーゲン」という線維状のタンパク質がその大部分を占めています。その間に「ヒアルロン酸」などが加わり、肌の形や弾力を与えています。真皮には、血管や汗腺などがあり、体温調整、栄養や酸素の供給などが行われます。
【皮下組織】
皮下組織は、皮膚構造のうちもっとも内側にあり、表皮と真皮を支えています。皮下組織はそのほとんどが“皮下脂肪”で、そこに通っている血管は、皮膚に栄養を届けたり、老廃物を運び出したりしています。皮下脂肪は外部からの刺激や衝撃を和らげ、エネルギーを脂肪の形で蓄えたり、体温を保持したりする役割もしています。
6月の野菜『シソ』
生薬では葉を乾燥させたものを“紫蘇葉”(シソヨウ)、種子を乾燥させたものを“紫蘇子”(シソシ)など名前は様々ですが、鎮咳作用や鎮静作用、利尿作用があります。
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