さんこう丸の健康豆知識
2016年
4月1日
アレルギー性結膜炎
この季節は大変という人も多いのではないでしょうか?アレルギー性結膜炎はその通り、アレルギーによる結膜の炎症です。結膜とは、まぶたの裏側と眼球の表面から黒目の周囲までを覆っている粘膜です。
アレルギーとは“免疫過剰反応”です。目はアレルギー反応が起こりやすいのですが、通常は涙がアレルゲンから目を守ってくれています。アレルギー性結膜炎の多くは花粉症によるものです。充血、目がかゆい、ゴロゴロする、涙が止まらないといった症状が多く、目を擦って傷つけてしまう事も少なくありません。 治療の多くは、かゆみを抑える抗アレルギー薬(抗ヒスタミン)点眼薬や、強い症状ではステロイド点眼薬が用いられます。通常は点眼薬ですが場合によっては抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)の服用もあります。 しかしあくまで抑制するだけです。スギ花粉など、原因が分かっている場合は早くから治療をすることで症状が緩和されますが、残念ながら根本治療にはなりません。
4月の花『牡丹』ボタン
根の皮を乾燥させたもの“牡丹皮”(ボタンピ)は解熱作用、鎮痛作用、消炎作用の他にも、月経不順や血行障害にも応用されます。日本では、奈良県や長野県で栽培されています。
« 前の記事:資料館グッズのご紹介 を読む
次の記事:ゴールデンウィーク期間中の開館情報 を読む »