さんこう丸の健康豆知識 | 株式会社三光丸

さんこう丸の健康豆知識

2021年 4月1日

ナトリウム

主要ミネラルの一つ『ナトリウム』といえば皆さん『塩』をイメージするかと思います。皆さんが普段口にする塩は、ナトリウムと塩素でできています。ナトリウムはほとんどの食品に含まれ、特に日本人は味噌や醤油などを多く摂取しており、なじみのあるミネラルでしょう。ナトリウムは人体の水分調整をするほか、神経伝達や筋肉の収縮にも大きく関与します。また胃がんのリスクが高い事は有名ですね。大量に汗をかき、水分を摂取しないままでいると、高ナトリウム血症になる場合もあります。高ナトリウム血症が悪化した場合は、錯乱や筋肉のひきつり、けいれん発作を起こすことがあります。
また、汗をかき、水道水やミネラルウォーターのみを飲むと低ナトリウム血症になる場合があります。症状としては、まず動作や反応が緩慢になり、錯乱がみられます。悪化するにつれて、筋肉のひきつりやけいれん発作が発生して無反応状態に進行します。運動をした際は、スポーツドリンクなどで水分・塩分補給を欠かさないようにしましょう。

※ナトリウム(mg)×2.54÷1,000=食塩相当量(g)

腎臓の機能が正常なら、腎臓でのナトリウム再吸収機能によりナトリウム欠乏となることはありません。むしろ日頃の過剰摂取の方が注意するべきでしょう。

【お薬の話】
・炭酸水素ナトリウム…胃酸を中和する制酸薬で、市販薬にも多く用いられます。副作用はほとんどありませんが、多めの量を飲み続けると体内の塩分が増え、血圧の上昇やむくみを生じる可能性があるので注意して下さい。
・利尿剤…高血圧に用いる薬で、腎臓に働いて尿量を増やしナトリウムの排泄を促進します。これにより血圧を下げる仕組みです。

【参考】
厚生労働省, 「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」報告書, 247-251, 281.
MSD, 高ナトリウム血症(血液中のナトリウム濃度が高いこと)
MSD, 低ナトリウム血症(血液中のナトリウム濃度が低いこと)
文部科学省, 食品成分データベース. https://fooddb.mext.go.jp/ranking/ranking.html

          

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