ポーランドからお客様がいらっしゃいました!
7月29日(火)、ポーランドの「ワルシャワ薬博物館」館長、イヴォンナ・アラバス博士と、夫のヤツェック・アラバス氏が三光丸クスリ資料館を表敬訪問されました。
イヴォンナ博士はヨーロッパ薬学史の研究者ですが、インド、中国、日本などアジアの伝統医学にも造詣が深く、平成15年に初めてクスリ資料館を訪問された際は、日本の配置薬(置き薬)について、たいへん関心をもたれたようでした。
その後、平成15年12月にワルシャワ薬博物館の本館にあたる「ワルシャワ歴史博物館」の創立70周年記念式典が開催された折には私たちも招待され、クスリ資料館長がはるばる海を渡って式典に参列、以来、両施設間で交流を深めてきたのでした。
今回の訪問では、夫でポーランド科学アカデミー会員のヤツェック氏もご一緒されました。また、甲南女子大学の浅田祥司教授ご夫妻も付添役として同行され、通訳を買って出てくださいました。
三光丸からは社長、シニアアドバイザー、資料館長が出迎えてクスリ資料館をご案内した後、日本の文化を深く理解し、こよなく愛されているアラバス夫妻のために、「直心庵」の茶室で”おもてなし”をさせていただきました。
イヴォンナ博士が大好きな「茶道」をお楽しみいただいた後、一行は工場へ向かい、原料加工のしくみなどを見ていただきました。その際、敷地内を歩いていると背後の林でヒグラシの鳴き声が響き渡りました。「(クマゼミやミンミンゼミと違って)とてもエレガントな響きですね」とご夫妻。「日本の文化と最新の工場設備、その両方を体験することができました」と、喜んでいらっしゃいました。
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