さんこう丸の健康豆知識
2018年
4月1日
ビタミンC
ビタミンC=アスコルビン酸
水溶性ビタミン『ビタミンC』は抗酸化作用、免疫力アップ、コラーゲンの生成促進、アルコールの分解など様々な働きがあり、哺乳類のほとんどが体内で合成できますが、ヒトは体内で合成できません。
皆さんは「ビタミンCは黄色で酸っぱい」というイメージがあると思いますが、実際は「透明・無味」です。
喫煙、紫外線は活性酸素が発生しビタミンCを多く消費しますので、心当たりのある人は意識して摂取したいものです。
摂取する際、タンパク質やビタミンE、鉄分なども相性が良いので一緒に摂取する事をお勧めします。特にタンパク質(コラーゲン)にとってビタミンCは重要で、肌だけではなく血管や骨の形成にも影響します。
食事から摂取したビタミンCも、いわゆるサプリメントから摂取したビタミンCも、吸収率は200 mg/日程度までは90%と高く、1g/日以上になると50% 以下となります。
ビタミンCが不足すると壊血病、免疫低下、骨粗鬆症、肌荒れなどを引き起こします。
*ビタミンCが多く含まれている食品…赤・黄ピーマン、パセリ、のり、アセロラなど
日頃から野菜や果物を意識して新鮮なうちに食べる事をおすすめします。
ビタミンCを過剰摂取しても消化管からの吸収率が低下し、尿中排泄量が増加することから、ビタミンC は広い摂取範囲で安全と考えられています。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要」
使用期間:平成27年度から平成31年度の5年間。
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