さんこう丸の健康豆知識
2021年
6月1日
マグネシウム
『マグネシウム』は筋肉の収縮や神経伝達、体温・血圧の調整、エネルギー代謝にも関与しています。マグネシウムは体内に約25g存在し、その約6割は骨や歯に含まれ、残りは筋肉や脳・神経に存在しています。健康な人の場合、余分なマグネシウムは腎臓で排出されますが、腎臓に疾患があると血液中のマグネシウム濃度が高くなることがあります。通常の食事では摂り過ぎることはありませんが、それ以外にサプリメントや薬でマグネシウムを摂り過ぎると下痢を起こすことがあるので注意して下さい。マグネシウムが不足すると高血圧や不整脈、筋肉の痙攣が起きます。
マグネシウムは通常の食事で不足しにくく、更に摂りすぎても尿から排泄されますので、積極的に摂りましょう。
サプリメントを摂る場合は摂りすぎに注意してください!
【薬】酸化マグネシウム…制酸作用もありますが、主に便秘薬として用いられ、腸内に水分を引き寄せ便を軟化増大させる事で腸の運動が活発になり便通が良くなります。
【参考】
厚生労働省, 「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」報告書, 262-265, 284.
文部科学省, 食品成分データベース. https://fooddb.mext.go.jp/ranking/ranking.html
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