さんこう丸の健康豆知識
睡眠の質を高めよう‼
3月に近づくにつれ暖かくなり、寝付きやすくなってきましたね。春眠暁を覚えずという言葉があるように、春は眠りに適した季節です。ちなみに、3月18日は春の睡眠の日とされています。
皆さんは睡眠についてよく考えたことがありますか?日中は学校や仕事で思うように遊ぶことが出来ずについつい夜更かしをしてしまってはいませんか?これはリベンジ夜更かしとも呼ばれ、体内時計が夜型に移りやすい行動と言われています。この機会に睡眠について考えてみましょう。
[睡眠が必要な理由]
簡単なものでは疲労回復や記憶の定着、成長ホルモン分泌などが挙げられますが、その他の理由の一つに、脳に溜まった老廃物(アミロイドβなど)を脳脊髄液で洗い流すことが挙げられます。日中は脳神経の隙間が狭く、簡単には老廃物は洗い流せないのですが、睡眠中は隙間が広がることで洗い流しやすくなります。つまり、睡眠時間が短いと老廃物を流すことが出来ず、認知症のリスクが上がるというわけです。
その他の睡眠不足のリスクとして、肥満、高血圧、糖尿病、心疾患、脳血管疾患、うつ病などの発症リスクが高まります。
[睡眠の質向上のポイント]
・起床時や日中にできるだけ日光をあびて、体内時計を調節する。
・朝食を必ずとり、寝る直前の食事は避ける。もし食後すぐに寝る場合は、三光丸等の消化を助ける薬を服用する
・就寝の2~4時間前までに適度な運動(1時間程度の軽い運動)をする。なるべく習慣化する。
・寝室にスマートフォンやタブレット端末を持ち込まずできるだけ暗くして寝る。
・寝室は暑すぎず寒すぎない温度で、就寝の約1~2時間前に入浴し体を温めてから寝床に入る。(自分に合った温湿度に合わせるために、快適度が表示される温湿度計の使用がお勧め)
・できるだけ静かな環境で、リラックスできる寝衣・寝具で眠る。
無理に行動するのではなく、ストレスを感じないようにできることからやっていき、習慣化できるようにしましょう。
【参考】
睡眠対策 厚生労働省 健康づくりのための睡眠ガイド2023
公益財団法人 神経研究所 睡眠健康推進機構 https://www.jfnm.or.jp/nemurin/
COSMOPOLITAN ウェルネス&ヘルスhttps://www.cosmopolitan.com/jp/beauty-fashion/health/a38364590/bedtime-procrastination/
厚生労働省 e-ヘルスネット 眠りのメカニズム
田辺三菱製薬 Suimin.net “眠りのしくみ”睡眠中の脳掃除
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