さんこう丸の健康豆知識
プール熱
暑い日々が続くと、海水浴やプールに行く機会も増える事でしょう。そんな季節に流行する「プール熱」を皆さんご存知でしょうか?正式名は『咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)』といいます。咽喉(のど)が腫れて痛んだり、目が充血したり、高熱が出るなどの症状があります。
プール熱はいわゆる「夏風邪」の一種で、アデノウイルスによるウイルス感染症です。プールに入る事が多くなるこの時期に発生する事から「プール熱」と呼ばれています。近年ではスポーツジム内のプールやスイミングスクールを利用する人が増えているため、夏だけではなく年中注意が必要です。実際に冬でも咽頭結膜熱は流行しています。
特に授業でプールのある幼稚園児や小中高生に多くみられる病気ですが、感染力が強いため大人でも注意して下さい。
感染しても特効薬がないため、風邪の時と同じようにしっかりと栄養、水分を補給して安静にし、熱が高い場合には解熱薬を服用して対処します。また、熱が下がって咽喉の痛みがなくなっても油断してはいけません。体内には 1 週間以上ウイルスが残っていて、周りの人にうつしてしまうことがあるからです。そのため学校への通学も、症状がなくなってから 2 日は禁止されています。
周囲の人は感染しないよう、うがい手洗い、そして感染者と同じタオルは避けるなどして注意して下さい。そしてなにより日頃の生活習慣をより改善して免疫力を高めましょう。
*矛盾するかもしれませんが、プールは非常に良い運動になります。最近では高齢者がスポーツジムのプールに通う姿が多く見られます。膝や腰への負担が少なく、水圧がかかるため消費カロリーがアップします。足腰を負傷した方や、高齢者にはお勧めの運動です。
ただし,水中の運動でも汗はかいていますので、水分補給は忘れないようにしましょう。
8月の花『桔梗』キキョウ
桔梗の根を乾燥させたものを“桔梗根”(キキョウコン)といい、鎮咳去痰作用、排膿作用などがあります。桔梗は漢方薬に広く利用されています。
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