2027年『引札カレンダー』
2026年
10月15日
引札「雁行(がんこう)の乱れに伏兵を知る」の図(制作年代:明治40年)
後三年(ごさんねん)の役(えき)(1083~87)における「金沢柵(かねざわさく)の戦い」の有名なエピソードを題材にした引札です。
空を飛ぶ雁の群れが急に列を乱した様子を目にした源義家(みなもとのよしいえ)が、かつて大江匡房(おおえのまえふさ 儒学者・歌人)から学んだ孫子(そんし)の兵法「雁の群れが列を乱すと、そこに伏兵がいる」を思い出し、隠れていた敵方の兵士を打ち破ったという逸話です。
源義家は平安時代中~後期に活躍した武将で、後に鎌倉幕府を開いた源頼朝や、室町幕府を開いた足利尊氏などの祖先にあたります。
義家は白河天皇の護衛役を勤めて武士の地位を向上させました。
一般には「八幡太郎(はちまんたろう)」の通称で親しまれています。
源義家に関しては、このほか「納豆の誕生」にかかわる以下のようなエピソードも有名です。
⇒⇒戦場で煮豆をワラに詰めて馬で運んでいた際、馬の体温によりワラに含まれていた納豆菌が繁殖、煮豆が発酵して糸を引いた。兵士たちは腐っていると思い捨てようとしたが、義家が試しに食べてみると美味しく、その後食料として利用されるようになったという。

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