さんこう丸の健康豆知識
2018年
10月1日
ビタミンB6
ビタミンB6=ピリドキシン、ピリドキサール、ピリドキサミン
水溶性ビタミン『ビタミンB6』は小腸から吸収され、主にタンパク質(アミノ酸)の代謝を促進し、エネルギーに変換される際の補酵素として利用されます。人間の体を作っているのはタンパク質ですから、非常に重要なビタミンですね。また脂質の代謝や神経伝達物質を合成する手助け、皮膚を正常に保つ役割やヘモグロビンを合成する役割もあります。日本人はタンパク質を多く摂取するようになったため、ビタミンB6も多く消費するようになったといえます。しかしビタミンB6は一部腸内細菌からも作られるので不足することはあまりありませんが、抗生物質の服用で、腸内細菌が少なくなる事で不足するといった例や経口避妊薬服用などでビタミンB6の必要量が増え不足する例があるようです。不足すると、肌荒れや神経系の異常、貧血などがあります。
ビタミンB6が多く含まれている食品…にんにく、マグロ、酒粕など
光(紫外線)やアルカリに弱いので、調理・保存の際には十分注意しましょう。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要」
使用期間:平成27年度から平成31年度の5年間。
« 前の記事:2019年『引札カレンダー』 を読む
次の記事:吉水神社秋季例大祭 を読む »