さんこう丸の健康豆知識
2019年
7月1日
ビオチン
ビオチン=ビタミンH・ビタミンB7・ビタミンB8
水溶性ビタミン『ビオチン』は主に空腸から吸収され、体内のエネルギー代謝に関わる補酵素です。タンパク質の合成を促進し、筋肉、皮膚、髪の毛を作るためには欠かせません。他にも皮膚炎などの肌トラブルでも多く用いられ、かゆみや炎症の原因物質を排除する作用もあります。ビオチンは腸内細菌により体内で合成されるので不足する心配はほとんどありませが、先天性の欠乏症や生の卵白を大量摂取する事で欠乏症になる事があります。ビオチンが不足すると、皮膚炎や口内炎、脱毛や白髪などの原因になります。
ビオチンは、平成15年6月に指定添加物となり、平成26年6月よりビオチンの食品添加物使用基準の一部改定があり、「従来の保健機能食品に加え、新たに調製粉乳及び母乳代替食品に使用する事が認められ、それ以外の食品は使用してはならない」となりました。
ビオチンが多く含まれる食品…レバー、種実類、卵など
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要」
使用期間:平成27年度から平成31年度の5年間。
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