さんこう丸の健康豆知識
2021年
2月1日
塩素
『塩素』と聞き、ミネラルをイメージする人は少ないかもしれませんが、食塩と聞くとミネラルをイメージしやすいですね。『塩素』は体内には約150gあり、消化の促進や体内の酸・アルカリを調整しています。普段の生活で不足する事はありませんが、不足すると消化不良などが起こります。逆に過剰に摂取しても汗や尿から排出されるので心配ありません。食塩として摂取されるという事は、『塩素』よりもナトリウムの方が不安要素といえるでしょう。水道水の中にも殺菌のために塩素が含まれています。腸内細菌への影響は知られていません。
*「塩素を多く含む食品=塩分を多く含む食品」と思っていいでしょう。
*塩素は日本人の食事摂取基準が設定されておらず、特に意識する必要はありません。
硫黄
カルシウム、リンに次いで体内に多いミネラル『硫黄』は、システインなどのアミノ酸に含まれ、毛髪や爪、肌や骨などの生成、殺菌・殺虫効果などもあります。また解毒作用もあり、有害なミネラルが蓄積されるのを予防します。システインは美肌効果がある事で有名でしょう。普段の食生活で硫黄が不足する事はありません。硫黄の不足=システインなど含硫アミノ酸の不足という事ですから、肌荒れなどが起こります。過剰症の心配はありません。ちなみに、髪の毛を燃やすと悪臭がしますが、これは髪の毛に含まれる硫黄の臭いです。
*硫黄を多く含む食品には小麦粉や豆類などがあります。
*硫黄は日本人の食事摂取基準が設定されておらず、特に意識する必要はありません。
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