2024年『引札カレンダー』
2023年
10月18日
「当世風俗通 北国(ほっこく)の契情(けいせい)」
例年ご好評をいただいていた引札カレンダーが復活しました。
江戸時代後期の浮世絵師・喜多川歌麿(きたがわうたまろ)が描いた「当世女風俗通(とうせいおんなふうぞくつう)」シリーズのひとつ「北国の契情」をモチーフにしています。
北国(ほっこく)は浅草・新吉原の別名です。日本橋にあった吉原遊郭が明暦の大火(1657)で焼失した後、浅草の浅草寺裏に移転されたもので、江戸城の北に位置していたのでこう呼ばれました。
「契情」は「傾城」の当て字で、どちらも「けいせい」と読みます。「傾城」は「傾国」と同義で、「城や国が傾くほどの絶世の美女」という意味です。
美しい女性が手にする懐紙(かいし)にさりげなく描かれた三光丸が、センスの良さを感じさせます。(引札の製作年代:明治時代)
※三光丸クスリ資料館に来館された方へ無料プレゼント!ぜひご来館ください。
« 前の記事:さんこう丸の健康豆知識 を読む
次の記事:「万葉集に見る 古代のお薬事情」講演のお知らせ を読む »