冷えによる腹痛に効く漢方薬とは? 原因と対処法 | 三光丸がお届けする胃痛・腹痛と漢方に関するコラム

冷えによる腹痛に効く漢方薬とは? 原因と対処法

2026年 1月22日

冷えからくる腹痛とは


寒い季節や冷房の効いた室内で、「お腹が冷えて腹痛が起こる」「胃もたれや下痢をしやすい」と感じたことはありませんか。
こうした症状は、体の冷えが原因となって起こることが多いものです。今回は、冷えによる腹痛の原因と、漢方の考え方、対処法について解説します。
漢方では、体が冷えることでエネルギー(気)が衰え、「陽虚(ようきょ)」という状態になると考えられています。
体が冷えると新陳代謝が低下し、胃腸の働きも弱まります。その結果、消化不良や胃もたれ、下痢、腹痛などの症状が起こりやすくなります。

陽虚の状態になると、次のような不調が表れやすくなります。

  • ・疲れやすくなる
  • ・むくみが出てくる
  • ・下痢や腹痛が起こる

冷えによる腹痛は、外からの冷えだけでなく、体の内側の冷えによっても引き起こされます。
 
 

冷えによる腹痛に使われる漢方薬

冷えによる腹痛に使われる漢方薬としては、一般的に当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)や大建中湯(だいけんちゅうとう)などがあります。
これらの漢方薬には、カンキョウ(乾姜)、サンショウ(山椒)、薬用ニンジンといった生薬が含まれており、体を内側から温め、消化機能を活発にする働きがあります。
冷えが原因の腹痛や胃痛、胃もたれなどには、体質や症状に合った漢方を選ぶことが大切です。
 
 

冷えによる腹痛に対する三光丸の効果

三光丸は、ストレスや冷えが原因で起こる腹痛や胃腸の不調に効果が期待できる和漢薬です。その理由は、配合されている生薬の働きにあります。

三光丸には、体を温める作用を持つケイヒ(シナモン)が配合されています。
ケイヒは、気・血の巡りを良くし、お腹を温めながら腹痛をおさえる働きがあります。また、食欲を高め、エネルギーを作る助けにもなります。

冷え性でお腹の不調を感じやすい方には、三光丸を試してみるのもお勧めです。


 

薬を服用する際の注意点

妊娠中の服用については注意が必要


妊娠5ヵ月(16週)未満:妊娠初期
妊娠5ヵ月(16週)~8ヵ月(28週):妊娠中期(安定期)
妊娠8ヵ月~10ヵ月(40週):妊娠後期

安定期に入るまでは、三光丸の服用は控えた方がよいでしょう。他の薬も同様です。
三光丸の場合、安定期に入った後であれば、常用をしない程度に、症状があるときだけ服用することは可能です。
 
 

妊娠と薬について詳しく知りたい方

妊娠と薬について知りたい方へ|国立成育医療研究センター」を参考にしてください。
 
 

授乳中の服用について

授乳中に薬を服用した場合、母乳に含まれる薬の成分量はごくわずかです。さらに、赤ちゃんの体内に届くまでの間に成分は減少します。
三光丸は、常用をしない程度であれば服用可能です。症状があるときだけ、用量を守って服用しましょう。
 
 

授乳と薬について詳しく知りたい方

授乳と薬について知りたい方へ|国立成育医療研究センター」をご覧ください。
 
 

生理中の服用について

生理中の服用は、三光丸の作用に直接関係しないと考えられます。通常通り服用していただいて問題ないでしょう。
 
 

その他の服用について

医師に処方されている薬がある場合は、自己判断で服用を中止しないようにしましょう。処方薬に加えて漢方薬や和漢薬を使いたい場合は、かかりつけ医に相談することが大切です。
 
 

冷え対策アドバイス

冷えによる腹痛を防ぐために、日常生活で体を温める習慣を取り入れましょう。

冷え対策 内容
白湯を飲む 朝起きたら白湯をコップ1杯飲み、内臓を温めます
適度に体を動かす 無理のない範囲で体を動かし、血行を促します
足を冷やさない 靴下やレッグウォーマーで足元を保温します
首元を温める マフラーやストールで首を冷やさないようにします
入浴 熱すぎないお湯にゆっくり浸かります
体を温める食材 ショウガ、羊の肉、ニラ、シナモン、黒豆など

 
 

規則正しい生活も効果あり


一見、冷えとは関係なさそうですが、規則正しい生活も冷え対策として有効です。「気の流れ」を整え、体を温めることにつながります。
起床・食事・入浴・就寝などの生活リズムをできるだけ一定に保つことで、冷えや腹痛、胃もたれの予防に役立ちます。


 

まとめ

冷えによる腹痛や胃痛、胃もたれは、体の内側の冷えや胃腸機能の低下が関係しています。漢方の考え方では、体を温め、気・血の巡りを整えることが大切
とされています。
三光丸は、冷えやストレスによる胃腸の不調に働きかける和漢胃腸薬です。
日常生活での冷え対策とあわせて取り入れることで、つらい腹痛や胃もたれの改善が期待できるでしょう。

アドバイザープロフィール

浅見 潤(あさみ じゅん)

三光丸クスリ資料館館長

北海道出身。平成12年、三鷹市教育委員会で遺跡の発掘調査と研究に携わる。その後奈良県明日香村に移住し、三光丸クスリ資料館館長に就任。館長職のかたわら、大和売薬および中世大和国の歴史研究を行う。日本薬史学会会員。
著書:『奈良とくすり -祈りと治療の歴史-』(京阪奈情報教育出版、2024年7月)

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