五月病?季節の変わり目に起きやすい胃腸トラブルとおすすめの漢方・和漢薬
季節の変わり目に起こりやすい心身のトラブル

春は、進学や就職、異動などで新しい一歩を踏み出す人が多い季節です。
うれしい一方で、住む環境や働く環境の変化に戸惑ってしまうこともあります。
こうした変化が続くと、心や体がついていかず、さまざまな不調があらわれることがあります。いわゆる「五月病」と呼ばれる状態も、そのひとつです。
気分の落ち込みや不安、イライラなどが知られていますが、実は胃腸にも影響が出やすいことをご存じでしょうか。
今回は、季節の変わり目に起きやすい胃腸トラブルと、漢方・和漢薬の考え方、そして毎日のセルフケアについてご紹介します。
五月病で胃腸の調子が乱れやすいのはなぜ?

新生活が始まる4月から5月は、環境の変化に加えて、気温差も大きい時期です。そのせいで体温調節に関わる自律神経が乱れやすくなります。
自律神経は、気分だけでなく胃や腸のはたらきにも深く関わっています。
そのため、自律神経が乱れると胃腸の動きが鈍くなったり、逆に過敏になったりして、不調につながることがあります。
また、不安やイライラといった心のストレスがあると、胃腸にも影響が及び、胃痛、腹痛、胃もたれなどの症状が起こりやすくなることもあります。
中医学では、こうした心とお腹のつながりを説明する考え方のひとつとして、「腸脳相関」があります。これは、脳と腸が互いに連絡を取り合い、影響を与え合っているという考え方です。
季節の変わり目に起きやすい胃腸トラブル
4月から5月の新生活シーズンには、次のような胃腸トラブルがみられやすくなります。
- ・胃痛
- ・胃もたれ
- ・食欲不振
- ・腹痛
- ・下痢
- ・便秘
たとえば、緊張が続いて胃がキリキリ痛んだり、なんとなく胃が重くて食欲が出なかったりなどの症状です。また、ストレスで腸の動きが乱れると、腹痛や下痢、便秘が起きることもあります。
胃もたれ・食欲低下などの胃腸トラブルには三光丸もおすすめ

新生活のストレスや季節の変わり目によって起こる胃腸トラブルには、三光丸もおすすめです。
この時期に多い、胃もたれや食欲低下など、胃腸のはたらきの低下による不調に、三光丸は効果が期待できます。
参考:三光丸とは
三光丸の主要成分「センブリ」とは

三光丸の主要成分のひとつが「センブリ」です。
センブリは、胃に作用し、消化液の分泌を促して消化を助ける働きが期待される生薬です。この働きは、胃もたれや食欲不振を改善します。
季節の変わり目やストレスで胃のはたらきが弱りやすいときには、こうした生薬の力が支えになることがあります。
漢方・和漢薬は、無理に抑え込むというよりも、自分の体が本来持っている治る力を引き出すように働きかけるものです。
いわば、自分の治癒力のスイッチを入れてくれる存在といえるでしょう。
五月病かなと思ったときのセルフケア

五月病かな、季節の変わり目で少ししんどいな、と感じたときは、漢方・和漢薬だけではなく、日々の過ごし方を見直すことも大切です。
●身近な人に相談する
ひとりで抱え込まず、家族や友人、職場の信頼できる人に話してみましょう。
●「何とかなる」と前向きに考える
新しい環境では、最初から完璧にできなくて当然です。
「少しずつ慣れていけば大丈夫」と考えることも、心の負担を軽くする助けになります。
●軽い運動をする
散歩やストレッチなど、無理のない運動は気分転換になり、自律神経を整えるのにも役立ちます。また、体を動かすことで、血流がよくなり、胃腸のはたらきにもよい影響が期待できます。
●睡眠をしっかりとる
睡眠不足は、心にも体にも大きな負担をかけます。夜更かしを避けてしっかり休むことを意識しましょう。
●食事に気を付ける
胃痛や胃もたれ、腹痛があるときは、食べ方にも気を配りたいところです。一度にたくさん食べすぎる、逆に長時間何も食べないなど、胃に悪い食生活は避けましょう。
おかゆやうどん、やわらかく煮た野菜など、消化のよいものを選ぶのもお勧めです。
こんなときは早めに相談を
季節の変わり目の不調は一時的なこともありますが、症状が長く続く場合や、日常生活に支障が出るほどつらい場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
まとめ

4月から5月にかけては、新生活のストレスや気温差の影響で、自律神経が乱れやすい時期です。
その影響は心だけでなく胃腸にも及び、胃痛、腹痛、胃もたれ、食欲不振といった不調につながることがあります。
そんな季節の変わり目のトラブルには、体質に合わせた漢方や和漢薬を取り入れることがひとつの方法です。
また、胃もたれや食欲低下など、胃腸のはたらきが弱っているときには、三光丸も心強い存在です。
心とお腹の両方をいたわりながら、春から初夏のゆらぎやすい時期を上手に乗り切っていきましょう。
アドバイザープロフィール

浅見 潤(あさみ じゅん)
三光丸クスリ資料館館長
北海道出身。平成12年、三鷹市教育委員会で遺跡の発掘調査と研究に携わる。その後奈良県明日香村に移住し、三光丸クスリ資料館館長に就任。館長職のかたわら、大和売薬および中世大和国の歴史研究を行う。日本薬史学会会員。
著書:『奈良とくすり -祈りと治療の歴史-』(京阪奈情報教育出版、2024年7月)
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