朝の腹痛に悩む人へ:漢方で整える1日のスタート

「なぜか朝になるとお腹が痛くなる」
そんな悩みを抱えている方は、意外と多いのではないでしょうか。
今回は、朝の腹痛が起こる原因や、漢方での考え方、三光丸の活用ポイント、そして朝から気持ちよく過ごすための習慣についてご紹介します。
朝の腹痛の原因とは?胃痛や胃もたれが起こる理由
朝の腹痛には、いくつかの原因が考えられます。
まずひとつは、朝の食習慣です。
起きたばかりの時間帯は、まだ内臓の働きが十分に整っていないことがあります。そんなときに、冷たい牛乳やアイスコーヒー、高脂質な食べ物、香辛料の強いものなど、刺激のあるものをいきなりとると、胃腸に負担がかかり、腹痛や胃痛、胃もたれの原因になることがあります。
次に考えられるのが、過敏性腸症候群(IBS)です。
検査でははっきりした異常が見つからないのに、腹痛、下痢、便秘などをくり返す状態をいいます。朝の通学前や出勤前に症状が出やすい方もいます。こうした症状が3カ月以上続く場合は、医療機関に相談することが大切です。
もうひとつは、ストレスです。
仕事や受験、人間関係などの心配事を抱えていると、ストレスが胃腸に影響し、朝の腹痛につながることがあります。心の緊張が体に伝わり、お腹が痛くなるのです。
朝の腹痛と胃痛・胃もたれの関係

朝の不調というと腹痛に目が向きがちですが、実際には胃の不調も関わっていることがあります。
たとえば、前の日に食べ過ぎたり飲み過ぎたりした場合、翌朝に胃が重く感じたり、胃もたれしたり、胃痛のような不快感が出たりすることがあります。
また、朝食を抜く習慣が続くと胃腸のリズムが乱れ、空腹時の違和感や腹痛につながることもあります。
漢方で考える朝の腹痛とストレス性の胃腸トラブル
漢方では、同じ腹痛でも、その人の体質や原因によって考え方が変わります。
特にストレスが関係する胃腸の不調については、中医学で「肝鬱気滞(かんうつきたい)」や「肝脾不和(かんぴふわ)」ととらえることがあります。
肝鬱気滞(かんうつきたい)……ストレスや緊張によって気の巡りが滞り、胃腸にも影響が出ている状態です。もともと胃がそれほど弱くない方でも、緊張やプレッシャーがきっかけで腹痛や胃痛が起こることがあります。このタイプでは、逍遥散(しょうようさん)や四逆散(しぎゃくさん)などが考えられることがあります。
肝脾不和(かんぴふわ)……ストレスの影響を受けやすいうえに、もともと胃腸が弱い方にみられやすい状態です。気持ちの負担がそのまま胃腸の不調につながりやすく、腹痛だけでなく、胃もたれや食欲不振、疲れやすさを伴うこともあります。このタイプでは、柴芍六君子湯(さいしゃくりっくんしとう)や桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)などが考えられることがあります。
このように、漢方では「朝に腹痛がある」というひとつの症状だけを見るのではなく、ストレスの有無や、もともとの胃腸の弱さ、冷えや食生活なども含めて全体を見ていきます。既存の三光丸コラムでも、漢方・和漢薬を選ぶ際は体質を知ることが大切だと紹介されています。
朝の腹痛・胃もたれに役立つ三光丸の活用ポイント

朝の腹痛や朝の胃腸の不快感に対して、和漢薬の三光丸は心強い味方です。
三光丸は、自然の生薬を生かした和漢胃腸薬。三光丸に配合されるセンブリは、唾液や胃液、胆汁、膵液の分泌を促し、胃のはたらきを高める生薬です。
朝の腹痛が起こりやすい方の中には、胃の動きが鈍く、朝食が進まなかったり、胃もたれしやすかったりする方もいます。そうしたとき、三光丸を上手に取り入れることで、朝の胃腸の調子を整えやすくなります。
朝の腹痛をやわらげる三光丸の飲み方

・寝る前に飲む
寝る前に三光丸を飲むことで、眠っている間の胃腸のはたらきを整え、翌朝の調子をサポートしやすくなります。
朝になるとすぐ腹痛が出る、朝から胃が重い、という方にはおすすめの飲み方です。
・朝起きてすぐ飲む
朝食までに飲んでおくことで、朝ごはんまでに胃腸の働きが良くなります。
朝の胃もたれや食欲低下が気になる方にも向いています。
朝の腹痛を防ぐ生活習慣とセルフケア
朝の腹痛は、薬だけでなく、日々の過ごし方を見直すことでも整えやすくなります。
・朝食は必ずとり、胃にやさしいものを選ぶ
朝食を抜くと胃腸のリズムが乱れやすくなります。起きてすぐに刺激の強いものをとるのは避けましょう。アーモンドミルク、バナナ、みかんなど、胃にやさしく食べやすいものがおすすめです。
・マインドフルネスを取り入れる
朝起きたら、呼吸を意識しながらゆっくり数を数える時間を持つのもおすすめです。
気持ちが落ち着くことで、自律神経も整いやすくなり、ストレスによる腹痛や胃痛の予防につながることがあります。
・朝の散歩をする
軽く歩くことで体が目覚め、胃腸のはたらきも活発になりやすくなります。
朝から少し体を動かすことは、便通のリズムを整えるうえでも役立ちます。
・自然の中でリフレッシュする
自然の中で深呼吸したり、景色を見ながら過ごしたりすることも、気持ちを落ち着かせる助けになります。
・症状が続くときは病院へ
朝の腹痛が長く続く場合には注意が必要です。腹痛、下痢、便秘をくり返し、生活に支障が出ている場合は、自己判断だけで済ませず、医療機関に相談することが大切です。
まとめ
漢方・和漢薬では、朝の腹痛を体質や原因に合わせて考え、ストレスの影響や胃腸の弱さも含めて整えていきます。
そして、和漢薬の三光丸は、朝の胃腸の不快感や食欲低下、胃もたれが気になるときの心強い存在です。
朝食のとり方を見直したり、呼吸を整えたり、少し歩いてみたり。
そんな小さな習慣と漢方・和漢薬を上手に取り入れながら、朝から気持ちよく1日を始めていきましょう。
アドバイザープロフィール

浅見 潤(あさみ じゅん)
三光丸クスリ資料館館長
北海道出身。平成12年、三鷹市教育委員会で遺跡の発掘調査と研究に携わる。その後奈良県明日香村に移住し、三光丸クスリ資料館館長に就任。館長職のかたわら、大和売薬および中世大和国の歴史研究を行う。日本薬史学会会員。
著書:『奈良とくすり -祈りと治療の歴史-』(京阪奈情報教育出版、2024年7月)
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